【さくさんぽ第7弾】伊勢・おかげ横丁をぶらり散歩♪【旅行】【vlog】
出演者
遠藤さくら
伊勢神宮
伊勢神宮は、正式には「神宮(Jingu)」と呼ばれ、日本で最も重要な神社の一つです。天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする神々を祀り、約2000年以上の歴史を持つとされています。内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を中心に、125の社から成り立っています。
内宮(Naiku)
主祭神: 天照大御神(日本の皇室の祖神であり、太陽の神様)
特徴: 内宮は伊勢神宮の中心で、特に神聖な場所とされています。五十鈴川の清らかな流れに沿って建つ正宮は、厳かな雰囲気が漂います。
参拝のポイント:宇治橋を渡り、五十鈴川で手を清める「手水舎」でのお清めが最初のステップ。
参拝は二拝二拍手一拝の作法で行います。
正宮のほか、風日祈宮(かざひのみのみや)など周辺の別宮も見どころ。
見どころ:自然と調和した建築美。神宮の建物は「唯一神明造」という古代の建築様式で、素朴かつ荘厳。
20年に一度行われる「式年遷宮」(次回は2033年)。神々を新しい社殿に移す儀式で、伝統技術の継承と神々の「新しさ」を象徴。
外宮(Geku)
主祭神: 豊受大御神(とようけのおおみかみ、衣食住や産業の神様)
特徴: 外宮は内宮から約5km離れた場所にあり、まず外宮を参拝してから内宮に向かうのが伝統的な順序とされています。
参拝のポイント:外宮は比較的こぢんまりとしているが、静かで落ち着いた雰囲気。
多賀宮(たがのみや)など、別宮も参拝可能。
見どころ:外宮の参道は広く、木々に囲まれた清々しい空間。
勾玉池(まがたま池)周辺は、四季折々の風情が楽しめる。
その他の特徴
式年遷宮: 20年に一度、社殿を新しく建て替える儀式は、1300年以上続いています。古い社殿を解体し、新たな木材で再建することで、自然との調和や神々の「再生」を表現。
神聖な空間: 伊勢神宮の敷地内は写真撮影が制限されている場所が多く、特に正宮では撮影禁止。静寂を守り、心を落ち着けて参拝することが求められます。
アクセス
内宮: 近鉄「伊勢市駅」または「宇治山田駅」からバスで約15分。
外宮: 伊勢市駅から徒歩約10分。
参拝時間: 通常は早朝5時頃から夕方(季節により異なる)まで。夜間参拝はできませんが、早朝の清々しい雰囲気は特におすすめ。
文化的意義
伊勢神宮は「日本人の心のふるさと」とも称され、皇室だけでなく多くの日本人にとって特別な存在です。年間を通じて多くの参拝者が訪れ、特に正月や秋の神嘗祭(かんなめさい)には賑わいます。また、伊勢神宮は特定の宗派に属さないため、宗教や背景を問わず誰でも参拝可能です。
おかげ横丁(Okage Yokocho)
おかげ横丁は、伊勢神宮の内宮近く、宇治橋から徒歩数分の場所にあるレトロな町並みを再現した観光スポットです。江戸時代から明治時代にかけての伊勢路の建築様式を模した建物が並び、食べ歩きや買い物を楽しめる場所として人気です。
歴史と背景
設立: 1993年に伊勢神宮の式年遷宮を記念して整備された。
コンセプト: 「お伊勢参りの賑わい」を現代に再現。伊勢の伝統や文化を体感できる場として、地元住民と観光客が交流する場所。
場所: 内宮の門前町「おはらい町」の中央に位置。おはらい町自体も歴史ある通りで、赤福本店など老舗が並ぶ。
グルメ
伊勢うどん: 太くて柔らかい麺に濃いめの醤油ベースのタレをかけた、伊勢名物のうどん。シンプルだが深い味わい。「伊勢うどん 山口屋」など人気店が点在。
赤福餅: おかげ横丁のすぐ近くにある赤福本店は必訪。つきたての餅にあんこを乗せた和菓子は、伊勢の定番土産。
海鮮: 伊勢志摩は海の幸が豊富で、横丁内では新鮮な牡蠣や海老、伊勢海老を使った料理が楽しめる。
食べ歩き: コロッケや団子、豆腐スイーツなど、手軽に楽しめるスナックも豊富。
ショッピング
伝統工芸品(伊勢木綿や伊勢和紙)や地元の特産品(真珠製品、干物など)が揃う。
可愛らしい和小物や伊勢神宮のお守り風グッズも人気。
体験
伝統工芸のワークショップ(例: 伊勢和紙を使った絵付け体験)。
季節ごとのイベント(夏祭りや獅子舞など)が開催され、賑わいを見せる。
建築美: 石畳の道や木造の建物は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。夜になると提灯が灯り、幻想的な雰囲気。
訪れる際のポイント
営業時間: 店舗により異なるが、通常は9:30頃から17:00〜18:00(季節により変動)。夜は比較的早く閉まるので、昼間に訪れるのがおすすめ。
混雑: 週末や祝日、初詣シーズンは非常に混雑。平日の午前中なら比較的ゆったり楽しめる。
アクセス: 内宮から徒歩すぐ。駐車場も周辺に複数あるが、公共交通機関(バス)が便利。
イベント: 節分やおかげ横丁の周年祭など、年間を通じて様々な催しがあり、訪れる時期によって異なる楽しみ方ができる。
文化的意義
おかげ横丁は、単なる観光地ではなく、伊勢の食文化や伝統を伝え、地域の魅力を発信する場でもあります。「おかげ」という名前には、伊勢神宮への感謝や人々との繋がりを大切にする思いが込められています。
伊勢神宮とおかげ横丁の楽しみ方
午前: 早朝に外宮を参拝し、続いて内宮へ。清々しい空気の中で参拝することで、心が洗われるような体験が得られる。
昼: おはらい町やおかげ横丁でランチ。伊勢うどんや海鮮丼を楽しみつつ、食べ歩きや買い物を満喫。
午後: 周辺の別宮(月読宮や猿田彦神社)や二見興玉神社(夫婦岩)を訪れるのもおすすめ。
季節の楽しみ: 春は桜、秋は紅葉、冬は初詣と、四季折々の風情が味わえる。特に秋の神嘗祭は神宮の収穫を祝う重要な行事。
まとめ
伊勢神宮は、日本人の精神的な拠り所であり、厳かな雰囲気の中で歴史と自然を感じられる場所です。一方、おかげ横丁は、その神聖な参拝の後にほっと一息つける、賑やかで温かみのあるスポットです。両者を組み合わせることで、伊勢の深い魅力—神聖さと人々の暮らしの温かさ—を存分に体感できるでしょう。