DJI Osmo Action 5 Proの長所と短所についてです。
長所
驚異的なバッテリー寿命
Osmo Action 5 Proの最大の特徴の一つは、業界トップクラスのバッテリー性能です。公式によると、1080p/24fpsで最大4時間(240分)の連続撮影が可能で、4K/60fpsでも約2時間以上持つとされています。これはGoPro Hero 13 Blackなど競合モデルと比べても大幅に長く、例えばスキーやサイクリングのような長時間アクティビティでもバッテリー切れの心配が少ないです。実際、ユーザーの声でも「バッテリー持ちが革命的」と高評価で、寒冷地(-20℃)でも3.6時間駆動するタフさが魅力です。
優れた画質
1/1.3インチの大型センサーを搭載し、約40メガピクセルの高解像度写真と4K/120fpsの動画撮影が可能です。特に13.5ストップのダイナミックレンジはアクションカメラとしては異例で、明暗差の激しいシーン(例えば朝焼けの山岳や夜の街並み)でも、ハイライトとシャドウの両方でディテールをしっかり捉えます。10bit D-Log MやHLGモードに対応し、編集時の色調整の自由度が高いのもクリエイターに嬉しいポイントです。
抜群の低光量性能
低光量での撮影能力が大幅に向上しており、SuperNightモードではAIノイズリダクションを活用して、夜間でも鮮明でクリアな映像を撮影できます。たとえば、夜のキャンプや水中でのダイビング映像でも、ノイズが抑えられ、色彩が自然に再現されます。センサーサイズがGoProの1/1.9インチより大きいため、暗所での明るさと画質で一歩リードしています。
強力な手ブレ補正
RockSteady 3.0による電子手ブレ補正(EIS)は、荒々しい動きでも滑らかな映像を実現します。バイクのオフロード走行やラフな海での撮影でも、映像がブレずに安定していると評判です。さらに、HorizonBalancing機能で水平を保ちつつ、RockSteady+モードでさらなる安定性を追求できるため、アクションシーンの臨場感を損なわず高品質に記録できます。
高い防水性と耐久性
防水性能が20m(ケースなし)まで対応し、GoPro Hero 13 Black(10m)や前モデルのAction 4(18m)を上回ります。ケースを使えば60mまで潜れるので、ダイビングやウォータースポーツに最適。また、-20℃の耐寒性能や耐衝撃性もあり、山岳や極地での使用でも頼りになります。ユーザーレビューでも「どんな環境でも安心して使える」との声が多いです。
内蔵ストレージと高速転送
47GBの内蔵ストレージを搭載し、SDカードがなくても撮影を始められるのは嬉しいポイント。さらにWi-Fi 6.0やUSB 3.0で高速データ転送が可能で、大きな4KファイルをスマホやPCに素早く移せます。最新ファームウェアでは一部Androidデバイスとの連携も強化され、効率的なワークフローをサポートします。
高輝度デュアルOLEDタッチスクリーン
前後に搭載されたOLEDスクリーンは、輝度が最大1000cd/m²(リア)と高く、晴天時の屋外でも見やすいです。フロント1.46インチ、リア2.5インチのディスプレイはタッチ操作がスムーズで、直感的な設定変更が可能。特に自撮りやVlog撮影でフロント画面が役立ち、画面サイズも前モデルより大きくなったことで使い勝手が向上しています。
音質とDJI Mic 2との連携
内蔵マイクの音質が良好で、さらにDJI Mic 2をワイヤレスで直接接続できるのは大きな強み。最大48kHzのクリアな音声録音が可能で、32-bitフロートバックアップにも対応。Vlogやインタビュー撮影で外部マイクを使いたい人にとって、他社アクションカメラにはない利便性です。ただし、マイク自体は防水ではないので水中では使えません。
被写体追跡機能
新たに導入された被写体追跡機能は、AIを活用して動く対象を自動でフレーム中央にキープします。たとえば、ハイキング中に仲間を追ったり、スポーツシーンで選手を捉えたりするのに便利。ジンバルがないアクションカメラとしては十分な精度で、特に明るい環境での効果が高いです。
コストパフォーマンスとアクセサリー
スタンダードコンボが約5万円($349)、アドベンチャーコンボが約6.5万円($449)と、GoPro Hero 13 Black(約6万円)より安価で、付属品も充実。マグネット式クイックリリースマウントや豊富なアクセサリー対応で、バイク、ヘルメット、チェストマウントなど多様なシーンで使いやすいです。
短所
デフォルトの色味が不自然
標準設定(ノーマルカラーモード)では、シャドウが明るすぎたり色が過飽和になりがちで、いわゆる「HDRっぽい」不自然な仕上がりになることがあります。D-Logで撮影して後編集するのがおすすめですが、手間がかかります。
ビットレートが低い
前モデルのAction 4と比べてビットレートが低下(4K 4:3 30fpsで約60Mbpsなど)しており、暗部の細かいディテールが圧縮ノイズで潰れることがあります。画質にこだわる人には物足りないかもしれません。
レンズの交換ができない
GoPro Hero 13 Blackのようなレンズモジュラーシステムがないため、焦点距離や視野の調整が制限されます。マクロやアナモルフィック撮影をしたい人には不便です。
近接撮影の制限
大きなセンサーの影響で、最短撮影距離がGoProほど近くないため、至近距離の被写体がボケやすいです。特定の用途では使いにくいと感じることも。
初期設定の手間
使用前にDJI Mimoアプリでのアクティベーションが必要で、アプリが公式ストア以外からダウンロードする仕様なため、セキュリティ面で気になる人もいるかもしれません。
総評
DJI Osmo Action 5 Proは、バッテリー寿命、画質、耐久性、手ブレ補正、操作性のすべてで高いバランスを誇ります。特に「長時間撮影したい」「暗所でも綺麗に撮りたい」「過酷な環境で使いたい」というニーズに応え、アクションカメラ市場でGoProに真っ向から挑む存在感を示しています。冒険やスポーツの記録からVlogまで、幅広いシーンで信頼できる一台です。一方で、画質の細部や色の調整にこだわる場合、後編集が前提になる点や、GoProのような柔軟性が少ない点が気になるかもしれません。用途や好みに応じて、これらの特徴をどう捉えるかがポイントになりそうです。